岐阜県中津川市馬籠(まごめ)地域は、日本のほぼ中心で中央南アルプス南端に位置し、傾斜地形の中に水田や山林が広がる里山風景が楽しめる人気のエリアです。
地域の中心部を江戸初期に開通した街道「中山道」が通っていて、木曽を通るので「木曽路」とも呼ばれています。
全長は534キロで、江戸日本橋から京都三条大橋までを山側で繋ぐ街道で、江戸時代の面影をそのまま残す宿場町が多く、今では魅力のある町並です。
69ヶ所の宿場が置かれ、そのうち11宿が木曽路にあります。
今回は、石畳の坂道に、昔ながらの木造の建物が立ち並ぶ趣たっぷりの宿場風情が漂う代表的な馬籠宿(まごめじゅく)を散策したのでご紹介しますね!
島崎藤村のゆかりの地「馬籠宿」を散策!
馬籠宿といえば、明治・大正・昭和の3代にわたって活躍した文豪の島崎藤村の出身地として有名です。
そんな馬籠宿の観光の見どころはこちらです!
- 島崎藤村記念館
- 馬籠脇本陣史料館
- ご当地名物の「お蕎麦」と「五平餅」
- 食べ歩き
- 石畳の坂道
- 馬籠陣場上展望台
- 高札場跡
馬籠宿は度重なる火事で昔の建物がほとんど残っていないため、新しい建物が多い宿場町です。
そのため、馬籠宿の町並みは整備されてとてもきれいになっています。
歴史好きの方や、ノスタルジー溢れる日本の景色が好きな方にもおすすめのスポットです。
それでは、馬籠宿から馬籠 陣場上展望台までの散策ルートを紹介していきます。
馬籠宿の入口
駐車場はいくつかあるようですが、私の場合は、お土産屋さん「馬籠館 本館」の無料駐車場に停めました。(住所:岐阜県中津川市馬籠4571-1)
有料駐車場もあるので、空いている時は無料駐車場を使うといいと思います。
台数も結構な台数を止めることが出来るのでおすすめです。
上り坂を登っていくと、左側に「HillBilly Coffee Company」さんというお洒落な喫茶店がありましたが、残念ながら閉まっていました。
口コミでも、アメリカン風な喫茶店で、こんな風情ある景色を眺めながら飲むコーヒーは美味しいと絶賛でした。寄れずに残念です…。
喫茶店 | HillBilly Coffee Company |
住所 | 〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4278 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 3月~11月:無休 12月~ 2月:冬期休業有 |
その他 | クレジットカード使用可能 |
一つ目の風情ある水車
HillBilly Coffee Companyさんを少し過ぎると、何とも言えない風情のある水車があるではありませんか!
また、流れる水も綺麗でとても冷たいんです!目で見ても、体感してもダブルで涼しくなれるなんて幸せな気分になれました。写真だけでは伝わらないので、動画でその様子を撮ってみました!
さて、水車を満喫した所で、更に上を目指します。
お店が開いていたらもっと楽しめたのにな…とも思いながらも、逆に静かな馬籠宿もノスタルジックで風情があると思いました。
路上の脇を流れる用水路。やっぱり、水が綺麗!
栗菓子の老舗 川上屋
途中で気になったのは、「川上屋」さん。こちらは、40数年前より、馬籠宿に創業元治元年(1864)老舗中津川川上屋の栗菓子の販売を始めたそうです。
秋は新栗の素朴で深い味わいの栗きんとん。11月よりちょっと贅沢な柿の美きんとん。
四季折々のおいしい木曽路銘菓を一人でもたくさんの皆様にお届けしたいという老舗です。栗きんとん、食べたかった!
三花月庵
一際目立つ佇まいで目を引いたのが、「三花月庵」さん。近代的と風情のコラボレーションがいい味を出していました。
他にも、お蕎麦屋さんはたくさんあったようですが、お店が閉まっていて暖簾も出ていなかったので、きちんと調べて行った方がいいと思います。
馬籠郵便局横の水車
更に上に登っていくと、またもや水車が!よく見ると隣は「馬籠郵便局」と書いてあります。
郵便局でイチャつくカップルを傍目に、淡々と動画を撮ってみました。
カップルは二人とも一眼レフカメラを持ってお互いを取り合いっこしていたので、写真が好きな人にはたまらないシュチエーションなのかもしれませんね^^
島崎藤村記念館
馬籠宿にゆかりのある文豪・島崎藤村の記念館に立ち寄りました。
藤村の故郷「馬籠」、文豪島崎藤村の作品と生涯をたどる記念館 島崎藤村宅(馬籠宿本陣)跡は、日本遺産に認定されています。
施設内には藤村記念堂、藤村の祖父母の隠居所、ふるさとの部屋、記念文庫、第二文庫、 第三文庫があり、島崎藤村の作品の原稿が残っているなど、とても見ごたえのある記念館です。
ぜひ立ち寄ってみて下さいね!
施設名 | 藤村記念館 |
住所 |
〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4256-1 |
電話番号 | 0573-69-2047 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 ※12月から3月は午後4時まで |
入館料 | 大人:500円 学生:400円 小人(小中学生):100円 |
休館日 | 12月から2月の毎週水曜日 |
・馬籠脇本陣史料館・・・木曽路の独特の文化や制度を知ることができる史料館
施設名 | 馬籠脇本陣史料館 |
住所 | 〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4253-1 |
電話番号 | 0573-69-2108 |
営業時間 | 午前9時~午後5時 |
入館料 | 大人:300円 小中学生:100円 |
休館日 | 不定休 |
・馬籠観光案内所・・・馬籠宿の観光情報はもちろんの事、妻籠観光案内所と提携した桧(ヒノキ)の「完歩証明書」にスタンプ を押してもらえたり!
妻籠宿のスタンプと馬籠宿のスタンプの両方を押してもらって初めて完歩になります!
施設名 | 馬籠観光案内所 |
住所 | 〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠4300-1 |
電話番号 | 0573-69-2336 |
営業時間 | 午前8時30分~午後5時 |
そのままどんどん上に登っていきます!
馬籠名物の団子型の五平餅を堪能!近江屋
馬籠宿の坂道の中腹で五平餅やそば、きしめん、ぜんざいなどが食べられます。馬籠名物の五平餅は団子型で食べやすいのが特徴。
クルミとゴマをすりつぶし、醤油と砂糖で味付けした秘伝のタレをたっぷりつけて焼いた熱々の五平餅は絶品です!
手打ちそば処の恵盛庵
あまりの絶景で、この佇まいだったので、てっきりお宿だと思っていたのですが…お蕎麦屋さんでした!
店内の石臼で長野県産の玄そばを自家製粉する手打ちそば処のようです。旅の途中、石臼挽き手打ちそば独特の風味と歯応えを是非とも楽しみたいところです!
食事処 | 恵盛庵 |
住所 | 〒508-0502 岐阜県中津川市馬籠5438-1 |
電話番号 | 0573-69-2311 |
営業時間 | 11:00~14:30頃 (売り切れじまい) |
定休日 | 不定休 |
その他 | 800円〜 クレジットカード使用不可 |
展望広場
色々と散策を楽しみながら、最後は展望台に辿り着きました!
夕方で少し曇り空だったのが惜しかったです。大自然を上から見下ろすのは気持ちいい!空気もおいしく感じます!
登って来た坂道を振り返っても、やはり趣がありますね!
帰りに親子雲を家族で見つけて大はしゃぎ!短時間の滞在でしたが、存分に馬籠宿を楽しむことが出来ました!またお昼時に来てみたら違う表情が見れるんだろうな…。
まとめ
今回は、中山道・木曽路の馬籠宿を散策するということで、風情ある古い町並をご紹介してきました。
今回ご紹介しきれないほど、この馬籠宿には魅力が詰まっているように感じました。
しっかりと計画とゆとりをもっていけば、色々な楽しみ方が出来る場所だと思います。
また、妻籠宿も馬籠宿と同じくらい人気のスポットなので、合わせて観光するのがお勧めです!
是非みなさんも一度立ち寄ってみて下さいね!