無人貸しレンタカー「チョクノリ」とは? トヨタが新展開のレンタカーサービスをわかりやすく解説!

長く続くコロナ禍の中で公共機関などの利用から、クルマの利便性に再び注目が集まりました。クルマを所有していなかった人も、レンタカーやカーシェアを利用するケースが増えているようです。

そんな中、レンタカーやカーシェアとはまた異なる第三の選択肢となる「無人貸しレンタカーサービス」に注目が集まっているといいます。

今回は、トヨタがスタートした新サービス「チョクノリ」をご紹介したいと思います。

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トヨタ チョクノリとは?

簡単に言うと、専用アプリを使ってレンタカーの予約、解錠・施錠、精算ができる、無人貸出サービスです。

トヨタレンタカーの店舗に停車しているチョクノリ専用のクルマを24時間いつでも借りたり、返却したりできます。

無人貸出という仕組み的には、トヨタシェア(トヨタのカーシェア)とほぼ変わりがありませんが、一番に何が違うかというと、車の清掃の有無になります。

カーシェアの場合は、いろいろな人と車を共有して使うことが前提となるので、清掃が毎回なされるわけではありませんが、トヨタ チョクノリの場合は、有人貸出と同じく、利用後に清掃・日常点検を行っているのが大きな違いです。

また、利用する24時間前までの予約であれば、車にETCカード・JAF会員証・チャイルドシートを備え付けて貰う事が出来るのも大きな違いです。

トヨタシェアについての記事はこちらにあります。

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レンタカーとカーシェア、それぞれにあるメリット・デメリット

クルマは好きな時間に、特定の人と自宅から目的地まで、不特定多数の人と接触することなく行くことができるのが魅力です。

新型コロナウイルス感染拡大によって、クルマの本来の魅力が再注目されました。クルマを所有することができない人でも、レンタカーだけでなく短時間借りも可能なカーシェアリングなどのサービスが展開され、手軽にクルマを利用しやすくなっているからです。

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対面で煩雑な手続きが必要なレンタカーだが、必ずガソリン満タン・清掃した状態で受け取れる

しかし同じクルマの時間貸しでも、レンタカーとカーシェアリングでは違いがあります。

一般的にレンタカーは3時間、6時間、12時間といったように比較的長い時間借りることが多くなる一方で、カーシェアリングは15分からという短い時間でも借りることができるのが特徴です。

またレンタカーはレンタカーの店舗へ行き、スタッフと対面で手続きした上で、キーを受け取ります。そしてスタッフがクリーニング、燃料が満タンのクルマを借ります。

思い立ったら気軽に借りられるのがカーシェア最大のメリット! ただし給油や清掃が行き届いていないケースも

一方、カーシェアリングは予約したクルマが止まっている駐車場に行き、スマホで車のロックを解除して利用したりします。したがって24時間いつでも利用できます。

その際、スタッフと会うことはありませんが、燃料が満タンであるとは限りません。また、直前まで利用していた場合は車内が汚れていることもあります。そのためカーシェアリング会社はクルマを清掃するスタッフを巡回させて対応しているのです。

利用する人が後で使う人のことを考えてキレイに利用すれば、このような巡回するスタッフの必要がなくなり利用料金もさらに安くできます、と大手カーシェアリング会社はアピールしていますが、それは難しいのが現状です。

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無人貸しレンタカーの新サービス「チョクノリ」はレンタカーのサービスとカーシェアの手軽さを兼ね備えている

レンタカーとカーシェアリングそれぞれメリットとデメリットがありますが、今回トヨタレンタカーが新たなサービスである「チョクノリ」を開始しましたので、早速体験してきました。

スマホで完結! スタッフとは対面せず貸出し・返却が可能だが、清掃などのサービスはレンタカー同様

新サービスの「チョクノリ」は、トヨタレンタカーの店舗に停車しているチョクノリ専用のクルマを24時間いつでも借りたり、返却したりできるサービスです。さらに、借りるクルマはスタッフが掃除してくれているので、非常に気持ち良いです。

そして、クルマの予約から、料金の決済まですべてスマホだけで行えるのでスタッフと対面することもありません。まさにレンタカーとカーシェアリングのいいとこ取りのサービスなのです。

現在のところ、関東エリアでは、現行型「ヤリス」、「ヤリスハイブリッド」、旧型「アクア」、旧型「ヴィッツ」といったコンパクトカーが中心です。しかし、名古屋エリアや大阪エリアではハイブリッドカー「プリウスα」やハイトワゴン「ルーミー」、ステーションワゴンの「カローラツーリング」、ミニバンの「エスクァイア」なども用意されていますので、利用状況次第では、関東でも車種ラインアップが拡大するでしょう。

利用時間は3時間から12時間まで同じ料金! ちょっとの時間だけ借りるには割高

チョクノリの気になる料金ですが、最も短い時間は30分からで、今回借りた旧型ヴィッツや現行型ヤリスの基本料金(クルマを借りるだけで、オプションなし)は3850円。

この基本料金は3時間まで同じで、3時間~12時間が5500円。12時間~24時間が7150円でした。料金体系はレンタカーに準じていて、カーシェアリングのように急な雨で駅まで迎えに行くというようなちょこっとだけ使う人にとっては割高に感じるでしょう。この点がこのチョクノリの今後の課題と言えるかもしれません。

アプリ登録など事前準備が必要な点は注意が必要

まずはアプリをダウンロードし、利用前にあらかじめ登録する必要あり

チョクノリを利用するには、まずチョクノリ専用のアプリをスマホにダウンロードし、免許情報などを登録するとすぐに利用できます。ただし登録後、確認作業があるので、即日利用は出来ないと思ったほうがいいでしょう。

登録完了後、アプリを開くと地図が表示されます。地図の上にクルマを借りたい日時が表示されるので、日程を設定すると、地図の中のバルーンの中に数字表示されます。これが店舗にあるチョクノリで利用できるクルマの台数です。

その中から自宅近くや利用したい店舗の数字をクリックすると、借りることのできるクルマが表示されます。

利用予約はオプションサービスも含め全てアプリ上で完結

表示されたクルマの色は実際のボディカラーを示しています。その中から、クルマを選ぶとナンバーなど詳しい車両情報が表示されます。

ステーションの詳細情報をクリックすると、実際にクルマが停車している場所の写真を見ることができます。

続いてはオプションの選択です。保険・補償制度やETCカードやベビーシート、チャイルドシートなど追加料金を支払えば付帯、追加することが可能です。

そして予約内容の確認として、車種と料金が表示されますので、車種やオプションに間違いがないかしっかり確認しましょう。

チョクノリはクレジットカードでしか支払いができません。したがって支払をするクレジットカードを登録する必要があります。クレジットカードの登録が終わると、ようやく予約が確定します。

「チョクノリ」貸出し当日の流れをご紹介

Bluetoothで解錠・施錠! アプリのアップデートで不具合も解消へ

当日は、借りる15分前からクルマを利用することができます。

まず、借りるクルマを確認すると「Bluetoothの利用を求めています」という表示が出ます。そのメッセージを確認したら、BluetoothをONにしましょう。そうすると、利用開始の画面が出ます。

そして利用開始を押すと、接続完了とスタートボタンが表示されますので、スタートを押します。すると車両利用中という表示になり、画面の下の方にロックとアンロックボタンが出ます。この2つのボタンでクルマのロック解除と施錠を行えるのがチョクノリの特長なのです。したがってキーの受け渡しがありません。

車両のキズチェックは忘れずに! あらかじめ写真を撮って送る必要あり

クルマをひとまわり確認して、キズなどがあれば、スマートフォンのカメラで撮影し、送りましょう。

アンロックを押して車内に入り、エンジンのスタートボタンを押すとエンジンが掛かります。これで出発できるというわけです。

車内はキレイにクリーニングされていて、安心です。

クルマの前にあるパイロンを動かして出発します。このパイロンはクルマを出した後は、元の場所にもどしてください。

発着地点は同一! 異なる拠点への返却はNGという点は注意!

利用が終わったら、借りた店舗の元の位置に戻しましょう。ガソリンは備え付けのカードで給油し満タンにするか、利用料金と合わせ後日精算となります。

そして、キズや汚れの確認をして、報告。何もなければ、忘れ物を確認しクルマの外に出て、クルマを施錠します。

施錠すると車両を返却しますか? というメッセージが出るので、はいというボタンを押して車両返却は完了です。そして設定したメールアドレスに料金の連絡が来るというシステムです。

チョクノリに使用されているクルマはすべて禁煙車です。しかし通常のレンタカーとは異なり、違う店舗への返却ができません。

まとめ

いつでも好きな時間にキレイなクルマに乗れるというトヨタレンタカーの新サービス“チョクノリ”。レンタカー、カーシェアに続く第3の選択肢として、大注目のクルマの利用方法になるのではないでしょうか。

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